悩ましい投票率
2015年04月14日
鈴木洋一 at 08:45 | Comments(0) | その他
県議選が終わり、統一地方選の後半戦そして秋には長野市議選が控えている。その前にまずは、今回の投票率について私なりの考えをお示ししたいと思う。
今回県内の投票率は48.92%、最も高かった選挙区は木曽郡区の68.16%、次いで北安曇郡区59.57%、上伊那群区59.30%、岡谷・下諏訪郡区56.65%、下伊那郡区55.22%、佐久市・北佐久郡区54.88%、塩尻市区51.42%、そして辛うじて50%を超えた飯田市区の50.01%の順になっている。
上記の8選挙区では50%以上の投票率となっているが、それぞれの選挙区を見てみると新人候補がトップ当選、これまでの無投票から選挙戦となったところ、現職対新人の激しい選挙戦を繰り広げたところ等、特徴のある選挙区であったといえるのではないか。当然のことながら、上述以外の選挙区もそれぞれに特徴があり、激しい選挙戦を繰り広げていたが、選挙区の特性と必ずしもマッチぜず有権者の関心を手繰る寄せることが出来なかったこととなる。良いか悪いかは別として、これまでの選挙とは違った雰囲気があることは、自然と有権者の心に届くものがあり、まさに自分たちの代表を選び出そうという空気が選挙区に漂うのだろう。しかし、これが人口、面積ともに大きな選挙区となればばるほどその空気を作り上げるのが難しいのではないかと感じる。
例えば、私が住む長野市では、15人の候補者のうち、現職7人、新人7人、元職1人の計15人で、当選者が現職7名、新人2名、元職1名。有権者とすればそれなりに選択肢が示されており、今後4年間での政策提言や県政のチェック機能を果たす議員を選ぶには比較的環境の整った選挙区であったはすではないかと思う。しかし、投票率は県内最低の44.14%である。
長野市の人口38万人、平成の合併もありいささか県議という存在が近くて遠い、いわゆる親近感の持てない存在となっているような気がする。つまり、選挙区が大きすぎるのではないかと思う。長野市も全市1区ではなく、3つくらいに分けても良いのではと思う。その中でいろいろな候補者が出ることによって空気も変わり、また、親近感も湧くようになるのではないかと思う。しかし、恐ろしいのは選挙区が小さくなればなるほど地盤・看板・鞄がものをいうことになり、多選議員が生まれ、選挙区内での発言力等権力が強まり、新人候補が立ちづらいという悪影響もある。そうならないためにも1人区の解消等の改革が必要になり、有権者に選択肢をしっかり示すことが出来、また、選挙区の民意も議会に反映できるように複数人区は必要である。いずれにしても有権者の関心を得るには多種多様な候補者は絶対に必要で、更に意欲のある人が出れる環境が必要だということだ。
秋には長野市で市議会議員選挙がある。長野市区となるが、各候補者は自分の地元を中心に選挙を行うこととなる。言ってみれば行政区選挙区である。こうした中だからこそ先の多種多様な候補者の中から地元の代表として託したい人を選べる環境をたくさん作れれば投票率が上がっていくのではないか。常に新しい血を作り、流すことが出来るようにすることが健全な投票行動を生み、投票率も上がっていくのではと思う。
私も秋に向けて更に活動を本格化していくが、圧力に屈せずに少しでも投票率向上を担えるように全力を尽くしたい。
今回県内の投票率は48.92%、最も高かった選挙区は木曽郡区の68.16%、次いで北安曇郡区59.57%、上伊那群区59.30%、岡谷・下諏訪郡区56.65%、下伊那郡区55.22%、佐久市・北佐久郡区54.88%、塩尻市区51.42%、そして辛うじて50%を超えた飯田市区の50.01%の順になっている。
上記の8選挙区では50%以上の投票率となっているが、それぞれの選挙区を見てみると新人候補がトップ当選、これまでの無投票から選挙戦となったところ、現職対新人の激しい選挙戦を繰り広げたところ等、特徴のある選挙区であったといえるのではないか。当然のことながら、上述以外の選挙区もそれぞれに特徴があり、激しい選挙戦を繰り広げていたが、選挙区の特性と必ずしもマッチぜず有権者の関心を手繰る寄せることが出来なかったこととなる。良いか悪いかは別として、これまでの選挙とは違った雰囲気があることは、自然と有権者の心に届くものがあり、まさに自分たちの代表を選び出そうという空気が選挙区に漂うのだろう。しかし、これが人口、面積ともに大きな選挙区となればばるほどその空気を作り上げるのが難しいのではないかと感じる。
例えば、私が住む長野市では、15人の候補者のうち、現職7人、新人7人、元職1人の計15人で、当選者が現職7名、新人2名、元職1名。有権者とすればそれなりに選択肢が示されており、今後4年間での政策提言や県政のチェック機能を果たす議員を選ぶには比較的環境の整った選挙区であったはすではないかと思う。しかし、投票率は県内最低の44.14%である。
長野市の人口38万人、平成の合併もありいささか県議という存在が近くて遠い、いわゆる親近感の持てない存在となっているような気がする。つまり、選挙区が大きすぎるのではないかと思う。長野市も全市1区ではなく、3つくらいに分けても良いのではと思う。その中でいろいろな候補者が出ることによって空気も変わり、また、親近感も湧くようになるのではないかと思う。しかし、恐ろしいのは選挙区が小さくなればなるほど地盤・看板・鞄がものをいうことになり、多選議員が生まれ、選挙区内での発言力等権力が強まり、新人候補が立ちづらいという悪影響もある。そうならないためにも1人区の解消等の改革が必要になり、有権者に選択肢をしっかり示すことが出来、また、選挙区の民意も議会に反映できるように複数人区は必要である。いずれにしても有権者の関心を得るには多種多様な候補者は絶対に必要で、更に意欲のある人が出れる環境が必要だということだ。
秋には長野市で市議会議員選挙がある。長野市区となるが、各候補者は自分の地元を中心に選挙を行うこととなる。言ってみれば行政区選挙区である。こうした中だからこそ先の多種多様な候補者の中から地元の代表として託したい人を選べる環境をたくさん作れれば投票率が上がっていくのではないか。常に新しい血を作り、流すことが出来るようにすることが健全な投票行動を生み、投票率も上がっていくのではと思う。
私も秋に向けて更に活動を本格化していくが、圧力に屈せずに少しでも投票率向上を担えるように全力を尽くしたい。