引き続きの警戒を
前線の影響により、13日から15日にかけての大雨は県内外で大きな被害をもたらしました。被害に遭われた皆様に心よりお悔やみ申し上げますとともに、お見舞い申し上げます。
長野市では、本日(15日)午後からは雨が小康状態となり、犀川及び千曲川の水位も低下しましたが、雨が上がった後の災害発生リスクや、報道されている通り、16日(月)から17日(火)にかけて再び激しい降雨が予報されるなど、引き続き、土砂災害や河川氾濫の警戒が必要です。
長野市にも毎年のように集中豪雨や大型化した台風が襲いかかってきます。
この2日間、市内の中山間地、千曲川及び犀川沿いの地区で避難指示が発出されるなど、水災害リスクが更に高まり、私たちの生活の脅威となっています。
令和元年東日本台風から今日にいたるまで、千曲川、犀川流域や土砂災害リスクを抱える地区にお住まいの市民は、毎年、出水期には恐怖と不安をおぼえ、災害が起きないようにと、祈っており、治山治水能力の早急な向上を願っています。
治山治水対策を着実に進めるとともに、気候危機の主要因である温室効果ガス排出量削減に向けた気候変動対策は待ったなしであると考えます。
今日も、各地で貴重なご意見をお聞きしました。全力で対応していかなければならないと痛感しており、更なる努力を重ねなければならない、と改めて受け止めさせていただきました。
新型コロナの第5波の中、長時間にわたり排水活動、巡視活動等にご尽力いただいた関係者の皆様に深く感謝します。
長野市では、本日(15日)午後からは雨が小康状態となり、犀川及び千曲川の水位も低下しましたが、雨が上がった後の災害発生リスクや、報道されている通り、16日(月)から17日(火)にかけて再び激しい降雨が予報されるなど、引き続き、土砂災害や河川氾濫の警戒が必要です。
長野市にも毎年のように集中豪雨や大型化した台風が襲いかかってきます。
この2日間、市内の中山間地、千曲川及び犀川沿いの地区で避難指示が発出されるなど、水災害リスクが更に高まり、私たちの生活の脅威となっています。
令和元年東日本台風から今日にいたるまで、千曲川、犀川流域や土砂災害リスクを抱える地区にお住まいの市民は、毎年、出水期には恐怖と不安をおぼえ、災害が起きないようにと、祈っており、治山治水能力の早急な向上を願っています。
治山治水対策を着実に進めるとともに、気候危機の主要因である温室効果ガス排出量削減に向けた気候変動対策は待ったなしであると考えます。
今日も、各地で貴重なご意見をお聞きしました。全力で対応していかなければならないと痛感しており、更なる努力を重ねなければならない、と改めて受け止めさせていただきました。
新型コロナの第5波の中、長時間にわたり排水活動、巡視活動等にご尽力いただいた関係者の皆様に深く感謝します。
気候危機はすぐそばにある。脱炭素に向けた具体的な行動が必要
ブログの更新が滞っていました。少し前に作成したものですが、アップします。
<環境負荷の少ないワークスタイルとライフスタイルへ>
東京オリンピック開幕が迫る中、未だ、新型コロナウイルスの収束の見通しは立っていません。未だ、日本のみならず、世界各国は新型コロナウイルス対策として、経済活動や国民の生活をも制約する様々な対策を講じています。
多くの長野市民は、生命や安全にかかわる脅威に対し、日常生活や経済活動を大きく変え、制約を余儀なくされています。ワクチン接種が進められ、加えて、感染防止対策により、早急なポストコロナ社会の到来を期待しています。
新型コロナウイルス対策とともに私たちの生活に大きな影響を与えているのが、気候変動、言い換えれば、気候危機ではないでしょうか。京都大学名誉教授の松下和夫氏は著書の中で、新型コロナウイルス感染症と気候危機は人類の生存に関わる問題であり、コロナ禍から脱炭素で持続可能な社会への速やかな移行を進めることが日本と世界が目指すべき方向だ、と述べております。
松下氏によれば、新型コロナウイルス対策により起こった経済活動の縮小(変化)が、短期的には大気汚染物質や温室効果ガス排出量の減少をもたらしている。しかし、パンデミック収束後に、経済活動が元の姿に戻ると、汚染物質や温室効果ガスの排出もリバウンドし、むしろ、新型コロナウイルス対策により起こった経済の停滞・縮小が短期的には気候変動対策の実施を停滞させる可能性があると、指摘しています。
私は、この1年半に及ぶコロナ禍は、私たちの経済活動・日常生活に確実な変化をもたらし、在宅勤務、時差出勤、リモート会議など環境負荷の少ないワークスタイル、ライフスタイルを普及させ、更なる制度化や高度化が期待できるのではないか、更に、社会全体で共有していた価値観の変化、視座が変わってくるのではないか、と考えます。
<気候変動の被害>
2015年12月に採択されたパリ協定は、地球全体の気候変動抑制に関し、長期的な目標を定め、先進国に率先的行動を求めるとともに、すべての途上国の参加も包括する枠組みを構築しました。
ドイツの環境・開発団体であるジャーマン・ウオッチが公表した報告書「世界気候リスクインデックス(2020年版)」は、2018年、日本が、世界183カ国で最も気候変動被害が大きかった国、と評価しています。この評価の根拠となる指標には、気象災害による死者数、経済的損失等ですが、ここで、2018年に起こった国内の自然災害を振り返ってみます。
大阪北部地震(6月18日、死者5名、負傷者435名、住家全壊12棟、半壊273棟、一部破損41,459棟、火災7件)、平成30年7月豪雨(西日本豪雨、6月28日から7月8日、死者221名、行方不明者9名、負傷者421名、住家全壊6,296棟、半壊10,508棟、一部破損4,379棟、床上浸水8,937棟、床下浸水20,545棟)、台風第21号(9月4日、死者9名、負傷者467名、住家全壊1棟、半壊3棟、一部破損1,068棟、床上浸水3棟、床下浸水20棟)、北海道胆振東部地震(9月6日、死者41名、負傷者681名、住家全壊32棟、半壊18棟、一部破損12棟)で、当時の映像が即座に脳裏に浮かぶことばかりです。
また、気候変動による影響は自然災害だけではありません。2018年7月23日付け埼玉新聞ネット配信ニュースは、「日本列島は23日も高気圧に覆われ、各地で気温が上がり、熊谷市で午後2時16分、国内観測史上最高となる41・1度を観測した」と報じるなど、2018年の猛暑下で、5月から9月まで全国で92、710人が熱中症で救急搬送され、159人が死亡するなど、気候変動による様々な被害は、私たちのすぐそばに存在していることを忘れてはなりません。
<長野市バイオマス産業都市構想>
世界各国では、パリ協定のもと、脱炭素社会への転換が既に始まっています。省エネルギーの徹底や再生可能エネルギーの大幅な導入を進め、気候変動対策を生かした経済発展を実現しようとしています。気候変動をビジネスチャンスとも捉え、先進的な取り組みを進めているのです。
長野市は、現在、内閣府、総務省、文科省、農水省、経産省、国交省、環境省の7府省が共同で選定する「バイオマス産業都市」の認定(2021年9月~10月)に向け、作業を進めています。2050年ゼロカーボンを実現する脱炭素なまち、地域産業の発展と環境保全が良好な循環を生むまち等の将来像を描き、市域の農林業、工業の特長から、豊富に賦存する木質バイオマス資源、きのこ廃培地、食品廃棄物の3重点プロジェクトを軸に、地域のバイオマス利活用を推進し、地域循環・地産地消による環境にやさしく持続可能なまちづくりを目指す、と掲げています。
<長野市のリーダーシップ>
脱炭素で持続可能な社会への移行は、世界各国の目指すべき方向なのは間違いない、と考えます。国内各自治体の具体的な行動が重要なのであり、その取り組み自体はたとえ小さくても、国内全ての自治体が地域に即した取り組みを着実に進めることが脱炭素社会への大きな効果に繋がるのではないでしょうか。
長野市は、長野市が持つ特長を最大限生かし、リーダーシップを発揮し、気候変動、気候危機に待ったを掛けなければならず、私も以上のような視座で取り組んでまいります。
※最後までお読みいただき、ありがとうございました。
<環境負荷の少ないワークスタイルとライフスタイルへ>
東京オリンピック開幕が迫る中、未だ、新型コロナウイルスの収束の見通しは立っていません。未だ、日本のみならず、世界各国は新型コロナウイルス対策として、経済活動や国民の生活をも制約する様々な対策を講じています。
多くの長野市民は、生命や安全にかかわる脅威に対し、日常生活や経済活動を大きく変え、制約を余儀なくされています。ワクチン接種が進められ、加えて、感染防止対策により、早急なポストコロナ社会の到来を期待しています。
新型コロナウイルス対策とともに私たちの生活に大きな影響を与えているのが、気候変動、言い換えれば、気候危機ではないでしょうか。京都大学名誉教授の松下和夫氏は著書の中で、新型コロナウイルス感染症と気候危機は人類の生存に関わる問題であり、コロナ禍から脱炭素で持続可能な社会への速やかな移行を進めることが日本と世界が目指すべき方向だ、と述べております。
松下氏によれば、新型コロナウイルス対策により起こった経済活動の縮小(変化)が、短期的には大気汚染物質や温室効果ガス排出量の減少をもたらしている。しかし、パンデミック収束後に、経済活動が元の姿に戻ると、汚染物質や温室効果ガスの排出もリバウンドし、むしろ、新型コロナウイルス対策により起こった経済の停滞・縮小が短期的には気候変動対策の実施を停滞させる可能性があると、指摘しています。
私は、この1年半に及ぶコロナ禍は、私たちの経済活動・日常生活に確実な変化をもたらし、在宅勤務、時差出勤、リモート会議など環境負荷の少ないワークスタイル、ライフスタイルを普及させ、更なる制度化や高度化が期待できるのではないか、更に、社会全体で共有していた価値観の変化、視座が変わってくるのではないか、と考えます。
<気候変動の被害>
2015年12月に採択されたパリ協定は、地球全体の気候変動抑制に関し、長期的な目標を定め、先進国に率先的行動を求めるとともに、すべての途上国の参加も包括する枠組みを構築しました。
ドイツの環境・開発団体であるジャーマン・ウオッチが公表した報告書「世界気候リスクインデックス(2020年版)」は、2018年、日本が、世界183カ国で最も気候変動被害が大きかった国、と評価しています。この評価の根拠となる指標には、気象災害による死者数、経済的損失等ですが、ここで、2018年に起こった国内の自然災害を振り返ってみます。
大阪北部地震(6月18日、死者5名、負傷者435名、住家全壊12棟、半壊273棟、一部破損41,459棟、火災7件)、平成30年7月豪雨(西日本豪雨、6月28日から7月8日、死者221名、行方不明者9名、負傷者421名、住家全壊6,296棟、半壊10,508棟、一部破損4,379棟、床上浸水8,937棟、床下浸水20,545棟)、台風第21号(9月4日、死者9名、負傷者467名、住家全壊1棟、半壊3棟、一部破損1,068棟、床上浸水3棟、床下浸水20棟)、北海道胆振東部地震(9月6日、死者41名、負傷者681名、住家全壊32棟、半壊18棟、一部破損12棟)で、当時の映像が即座に脳裏に浮かぶことばかりです。
また、気候変動による影響は自然災害だけではありません。2018年7月23日付け埼玉新聞ネット配信ニュースは、「日本列島は23日も高気圧に覆われ、各地で気温が上がり、熊谷市で午後2時16分、国内観測史上最高となる41・1度を観測した」と報じるなど、2018年の猛暑下で、5月から9月まで全国で92、710人が熱中症で救急搬送され、159人が死亡するなど、気候変動による様々な被害は、私たちのすぐそばに存在していることを忘れてはなりません。
<長野市バイオマス産業都市構想>
世界各国では、パリ協定のもと、脱炭素社会への転換が既に始まっています。省エネルギーの徹底や再生可能エネルギーの大幅な導入を進め、気候変動対策を生かした経済発展を実現しようとしています。気候変動をビジネスチャンスとも捉え、先進的な取り組みを進めているのです。
長野市は、現在、内閣府、総務省、文科省、農水省、経産省、国交省、環境省の7府省が共同で選定する「バイオマス産業都市」の認定(2021年9月~10月)に向け、作業を進めています。2050年ゼロカーボンを実現する脱炭素なまち、地域産業の発展と環境保全が良好な循環を生むまち等の将来像を描き、市域の農林業、工業の特長から、豊富に賦存する木質バイオマス資源、きのこ廃培地、食品廃棄物の3重点プロジェクトを軸に、地域のバイオマス利活用を推進し、地域循環・地産地消による環境にやさしく持続可能なまちづくりを目指す、と掲げています。
<長野市のリーダーシップ>
脱炭素で持続可能な社会への移行は、世界各国の目指すべき方向なのは間違いない、と考えます。国内各自治体の具体的な行動が重要なのであり、その取り組み自体はたとえ小さくても、国内全ての自治体が地域に即した取り組みを着実に進めることが脱炭素社会への大きな効果に繋がるのではないでしょうか。
長野市は、長野市が持つ特長を最大限生かし、リーダーシップを発揮し、気候変動、気候危機に待ったを掛けなければならず、私も以上のような視座で取り組んでまいります。
※最後までお読みいただき、ありがとうございました。