中学生の朝練部活
2015年05月29日
鈴木洋一 at 19:21 | Comments(0) | その他
5月29日付け信毎の記事「朝練75%廃止」を興味深く読んでみた。中学2年のわが娘も毎日朝6:30前に家を出て朝練に参加しており、土日は両日とも朝から夕方まで部活に参加している。「原則廃止」がミソで、記事後段では効果も評価も定まっていないと書いてある。
そもそも何故に「朝練廃止」の議論が巻き起こったのかを考えなければいけないと思う。「朝練習は睡眠不足を招き成長に弊害がある」というようなことに加え、県教委が設置した有識者会議の報告書では、県内の96%の中学校で朝練が行われ、3割の運動部で1日3時間以上練習していると指摘しており、県教委の調査では、朝練に参加する生徒のうち2割は午前6時半前に自宅を出ており、3割は「睡眠が不十分」「疲れて授業に集中できない」と回答していた。わが娘を考えてみると朝練に参加する2割に当てはまっているような気がする。
報告書はまた、運動部の加入率が全国平均より7%低いとし、「過度な活動や疲労の蓄積からスポーツ障害やドロップアウト、燃え尽き症候群に陥る可能性も否定できない」と分析しているようで、勝利至上主義に偏らない生徒の自発的な活動を促す指導を求め、(1)週に2日は休養に充てる(2)平日の練習は放課後の2時間程度が適切(3)休日の練習は午前、午後にわたらない(4)朝練は原則として行わない(5)部活動の延長として行われる社会体育活動は見直す-ことを提言したそうだ。
保護者や生徒に半数が朝練の継続を希望しているようであるが、上記の報告書を踏まえ、県教委が指針を示しているのだから、もっと明確な方針を示さなければ、学校間の捉え方の違いが生徒の中学生生活に大きな違いを生じさせてしまうのではないかと思う。やるならやる、やらないならやらない、該当する親としてみればもっとはっきりとして欲しい県教委の対応である。
そもそも何故に「朝練廃止」の議論が巻き起こったのかを考えなければいけないと思う。「朝練習は睡眠不足を招き成長に弊害がある」というようなことに加え、県教委が設置した有識者会議の報告書では、県内の96%の中学校で朝練が行われ、3割の運動部で1日3時間以上練習していると指摘しており、県教委の調査では、朝練に参加する生徒のうち2割は午前6時半前に自宅を出ており、3割は「睡眠が不十分」「疲れて授業に集中できない」と回答していた。わが娘を考えてみると朝練に参加する2割に当てはまっているような気がする。
報告書はまた、運動部の加入率が全国平均より7%低いとし、「過度な活動や疲労の蓄積からスポーツ障害やドロップアウト、燃え尽き症候群に陥る可能性も否定できない」と分析しているようで、勝利至上主義に偏らない生徒の自発的な活動を促す指導を求め、(1)週に2日は休養に充てる(2)平日の練習は放課後の2時間程度が適切(3)休日の練習は午前、午後にわたらない(4)朝練は原則として行わない(5)部活動の延長として行われる社会体育活動は見直す-ことを提言したそうだ。
保護者や生徒に半数が朝練の継続を希望しているようであるが、上記の報告書を踏まえ、県教委が指針を示しているのだから、もっと明確な方針を示さなければ、学校間の捉え方の違いが生徒の中学生生活に大きな違いを生じさせてしまうのではないかと思う。やるならやる、やらないならやらない、該当する親としてみればもっとはっきりとして欲しい県教委の対応である。