<平成31年3月定例会開会>
2月27日(水)、長野市議会平成31年3月定例会が、2/27~3/25まで27日間の会期で開会しました。
初日の2/27をもって、同じ会派(改革ながの市民ネット)の先輩議員であった池田清さん、望月義寿さんのお二人が、新たなステージに挑戦するために、議員辞職されました。
池田さんは、同じ更北地区の先輩議員であり地元の諸活動において、また、昨年、一緒に経済文教(常任)委員会を担当させていただいた際等で、大変お世話になった先輩議員です。5期20年にわたり培われた知識・経験に加え、日頃から熱心に勉強を重ねられ、鋭い視点から厳しい質問をされる池田さんの姿勢からは、多くの事を学ばせて頂き、寂しい気持ちと感謝の気持ちであります。
望月さんは、篠原孝衆議院議員の先輩秘書にあたる方で、相撲界で言えば兄弟子のような存在です。私が秘書になるキッカケを作っていただき、今、私が市議として活動することが出来るのも望月さんのお蔭と言っても過言ではないと思います。
大きな決断をし、新たな挑戦に向かっている大変お世話になった二人の先輩が、所期の目的を達成されることを心より祈っております。
<新年度予算>
さて、定例会初日の2/27、市長より施政方針がありましたので、一部ご報告いたします。
平成31年度一般会計予算は、重要・困難な行政課題に対し、事が起きてからの対処療法ではなく、予め備え、対策を図る“YOUBOU”をテーマとし、前年度に比べ5.6億円増の1,505億円を計上した。
歳入は、市税全体で対前年度13、8億円増の590億円を見込む一方で、地方交付税交付金は対前年度2,4億円減の193億円としている。
歳出では、生活道路等の維持改良事業費を対前年度3,5億円増の13,8億円を計上し、地域からお寄せいただく土木要望への対応していく。
<公共交通>
公共交通整備では、公共交通ネットワークの再構築や利用環境の整備などに取り組むと同時に、4月からの「バスロケーションシステム」導入により、エコ通勤の普及・促進に取り組む。自家用車から公共交通への変換を図るとともに、丹波島橋等の渋滞緩和につなげていく。
<住民自治協議会>
本格的な活動開始から10年目を迎え、継続的かつ自立的な活動に発展し、地域に根差した活動が定着してきた。今後も、支所長等を中心に活動を支援していく。一方で、人口減、役員の担い手不足などの課題に対し、今後の方向性等を協議していく。
<信州ブレイブウォリアーズ>
ホームアリーナの受け入れについて、長野市と千曲市等、地域全体の振興につながるよう、ホワイトリング利用の可否について検討している。しかし、ホワイトリングは、既に来年度の大会等の予定が入っているため、利用調整を進めながら前向きに捉えている。
<農業>
農業者の育成では、中心的な担い手を認定農業者として認定するとともに新たな認定農業者の掘り起しに努める。また、平成30年度に創設した「親元就農者支援助成金」で認定農業者の子弟の就農を支援していく。新規就農では、長野市での新規就農を積極的にアピールしていく。
<教育関係>
小中学校普通教室等への冷房設備整備は、昨年12月定例会で予算化(補正)した。今年の夏前の設置を予定している小学校30校分の工事については入札が完了し、工事に着手した。
昨年の県立大学開学と今年4月の長野保健医療大、清泉女学院大にそれぞれ看護学部が開設されることで、長野市18歳人口に対する大学入学定員の収容率はこれまでの28%から40%に上昇する。今後、市内の大学に入学した学生が卒業後も地域に定着できるよう支援していく。
<健康増進>
健康寿命延伸に向けた施策では、重症化予防の観点から、個人の健診データ等とかかりつけ医との連携を図り、重症化予防のための保健指導に取り組む。
任意予防接種のうち、子どものおたふくかぜワクチン接種では、長野市独自で一部助成をしていく。
高齢者の健康保持・増進に向けて、運動習慣につながるイベントや各種スポーツ講座を開設する。
等、他にもありますが、長野市が掲げる「すべての市民が元気に暮らしていける“ながの”の実現」に向け、まずは、3月定例会の中で、新年度予算、他条例改正案等について深堀しながら議論を進めてまいりたいと思います。