衛生施設の視察一日目

鈴木洋一

2016年11月24日 15:27

11月24、25の2日間、千曲衛生施設組合議会議員一同で行政視察を行っております。
一日目の今日は、神奈川県相模原市の「津久井クリーンセンター」を視察。まず、相模原市は平成19年に旧津久井郡と合併し、現在の人口は72万人強、政令指定都市です。津久井クリーンセンターは、元々市内に2か所あった老朽化した施設の一元化を図り、し尿、浄化槽汚泥、ディスポーザ汚泥を受け入れ、遠心分離水機で含水率70%以下の脱水汚泥と分離液に分離、最終的に下水道排除基準まで希釈し、公共下水道に放流しております。また、脱水汚泥は市のごみ焼却施設にて助燃材として活用している、という説明を受けました。
 千曲衛生センターは標準脱窒素処理方式を採用しているので、施設の維持管理費等は津久井の方が大分コストがかかっておりません。また、千曲は、余剰汚泥を脱水、乾燥して堆肥化設備で剪定枝チップと混合発酵し、汚泥発酵肥料として生産販売を行っておりますので、単純な比較は出来ませんが、平成33年にセンターの建て替えが予定されているとともに、公共下水道の普及により、現在、310kl/日の処理能力のところ、98klの処理です。津久井センターは、処理人口が33、895人に対し、処理能力89kl/日で、千曲は33、783人で310kl/日(実情では98kl/日)をみるにつけても、大いに参考になる施設であると感じます。これまで千曲衛生センターは、循環型社会形成という観点から経費削減ンとCO2削減に取り組んできました。これからの施設の在り方をも含めて、この議会の中で私もしっかり学ばせていただき、持続可能な環境社会づくりにかかわっていきます。

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