プロフィール
鈴木洋一
鈴木洋一
鈴木洋一プロフィール

昭和44年5月生まれ
昭和57年3月 長野市立下氷鉋小学校卒業
昭和60年3月 長野市立更北中学校 卒業
昭和63年3月 長野県長野南高等学校卒業(3期生)
平成5年 3月 法政大学経済学部経済学科卒業
平成5年 4月 フレックスジャパン株式会社入社
平成21年10月フレックスジャパン株式会社退社
平成21年11月衆議院議員しのはら孝事務所入所
平成27年 9月長野市議会議員選挙 初当選
令和元年 9月長野市議会議員選挙 再選(二期目)
令和5年 9月長野市議会議員選挙 再選(三期目)

主な役職(これまで)
衆議院議員しのはら孝公設第一秘書
フレックスジャパン㈱労務部責任者
長野市放課後子どもプラン推進委員会委員(平成23年~25年)
平成24年度三本柳小学校PTA副会長
平成25年度丹波島公民館会計部長
平成26年度丹波島育成会会長
第18期長野市農業委員会委員

主な役職(現在)
長野県長野南高等学校同窓会会長
保護司
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新年度予算案に賛成

2021年03月22日

 鈴木洋一 at 22:13 | 活動
 2月25日に開会した長野市議会3月定例会は、本日、議了となりました。
令和3年度一般会計予算はじめ条例の改正案等、採決が行われ、すべての議案に関し、原案どおり可決となりました。

 先に、本ブログでご紹介させていただいた通り、3月定例会では代表質問で登壇し、新年度予算、新型コロナウイルス感染症対策を中心に取り上げましたが、その際の答弁、また、委員会での議論等を踏まえ、議案第1号、令和3年度長野市一般会計予算について、賛成の立場から討論を行いましたので、原稿を掲載します。

 令和3年度予算は、「令和元年東日本台風災害からの復旧・復興」と「新型コロナウイルス感染症により影響を被った市民生活と社会経済活動を取り戻す」ための力強い予算編成とすることが必要不可欠と、考えます。

 まず、台風災害からの復旧・復興については、安心して日常生活を営むことができる住まいの再建が待った無しの状況にあり、令和3年度予算案では、災害公営住宅整備 17.5億円 、借り上げ型応急仮設住宅の提供・建設型応急仮設住宅の管理運営 2.4億円 など、51.6億円が措置されておりますが、長沼地区の災害公営住宅建設の議論が途上にあるように、災害に遭われた皆様の今後の住まい確保など、市民の多様なニーズを真摯に受け止めるための、更なる財源措置が必要と考えます。

 加えて、令和元年東日本台風から今日にいたるまで、千曲川、犀川流域にお住まいの市民は、毎年、出水期を前に、恐怖と不安をおぼえ、災害が起きないようにと、祈っているのであります。なぜなら、今の治水能力では、幸運を祈るしかないからです。

 先日、農業委員会の研修会で、長沼地区の農業委員さんより、台風第19号災害時の体験発表がありました。
10月12日、台風到来に備え、2階に必要な荷物を上げたこと、その日の夜、ご子息に促され避難所に避難したこと、翌日、ご自宅が約2m浸水被害にあったこと、3台保有していた軽トラすべてダメになってしまったこと、水の強さ、勢いに驚愕した、ことなど、生々しい実体験をお聴きし、改めて、水害の恐ろしさを認識しました。

 長野市が、新年度予算のテーマとして掲げる「希望ある未来につなげる安全・安心」は、被災住民のみならず、すべての市民の願いであることから、今の世代はもとより、子や孫の世代まで、水害から地域の生命と財産を守るため、今、何ができ、何をすべきか、を明確にした上で、令和3年度予算を土台として、災害に強いまちづくりに向け、着実に前に進めていただくことを強く期待します。

 次に、令和3年度一般会計歳入予算と昨年10月に策定された財政推計の歳入推移を比較してみますと、国・県支出金である、コロナワクチン接種対策、ワクチン体制確保事業補助金、地方創生臨時交付金、災害公営住宅整備事業補助金が増額されたため、財政推計を44億円、上回っておりますが、その他については、概ね推計の通りであります。
 また、市債が、財政推計を45億円下回っていることから、予算編成方針にあるように、市債発行に安易に頼らない「健全財政の堅持」が図られたものと受け止めます。

 令和3年度一般会計予算、1,552億8千万円の歳出を目的別にみてみますと、前年度比で軒並みマイナスとなっている中で、民生費や公債費に加え、商工観光費が前年度比で増額となっています。
 地域経済の活性化とまちの賑わいの創出や、長期戦略2040の実現を目指す上で、新規事業である「飯綱高原南グランド整備事業、1億820万円」、「外部人材活用促進事業、486万円」、「鏡池トイレ改修事業、6,590万円」と、拡大事業の「スタートアップ企業成長支援事業、3,970万円」などは、重要な取り組みであると考えますが、他方、今、コロナ禍の渦中であることを踏まえると、新型コロナウイルス感染症対策70.4億円のうち、「感染症関連資金 融資、35億円」、「感染症対策資金 利子補給金、1億523万6千円」、「推し店プラチナチケット、6、8億円」などの事業では、新型コロナウイルスの影響で、苦しんでいらっしゃる方々に十分な支援が行き届くのかどうか、いささかの物足りなさを感じます。

 また、長野労働局は、3月9日、新型コロナウイルス感染拡大による県内の解雇、雇止め人数が2000人を超え、年度末にかけて人員整理に踏み切る企業が増えかねない、と警戒を強めております。
 新型コロナによる影響を受けている市民に対する直接的な支援としては、保健福祉部の「生活困窮者住宅確保給付金、2,592万円」が拡大されていますが、3月14日と17日付け信濃毎日新聞社説に、「政府は臨時特別給付金をこれまでに2回支給したが、新たに、コロナ禍で困窮する、ひとり親世帯や所得の低い子育て世帯に給付金の支給を決定した。県や市町村も、より住民に近い立場から、確実に届く支援策について、議会で議論すべきだ」とあるように、社会経済状況の変化に応じて、市民生活を下支えする、切れ目のない支援が求められると考えます。

 更に、「withコロナ、社会経済と感染対策の両立」は、感染抑制と感染拡大の波が繰り返され、社会経済活動に対する制約は長期にわたる可能性があります。また、英国などに由来する「変異株」や、3月4日以降の市内における感染者数の推移などを踏まえると、今後も、徹底した感染予防策と、先を見据えた行財政運営に緊張感を持って取り組むことお願いし、令和3年度が、市長のリーダーシップの下、「希望ある 未来につながる安全・安心予算」となることを、切に願い、賛成討論といたします。





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